老後を生き抜くには2000万が必要。
年金だけでなく【資産運用】なども重要。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45636720T00C19A6EE8000/
今週そんなニュースが飛び込んできました。これは真正面向いて考るべき重要な内容です。
まず申し上げたいのは、株式投資で資産運用している皆様は、多くの投資未経験者と比べて、一歩リードしてます。
世の中には証券口座の開設手続きだけでも精一杯という方が多くいらっしゃいます。
株式投資家はすでに自力でトレードされてる。今回の声明は、中長期的に見て個人投資家の増加が期待できるポジティブニュースですね。
前置きはこれくらいにして・・・
ー年金では資金不足になる可能性ー
今回の件要約すると、今の年金制度の設計は人生100年時代を見越して作られたものではありませんでした。そこで改めて試算し直してみたら足りないという結論に至ったという話。
そりゃもう当たり前の話ですね。
ー資産運用の重要性を強調ー
年金だけに頼るのではなく、個々に資産運用などして蓄えておくことを促す報告書がまとめられました。
これに世論はざわざわしているようです。
無理もありません。老後の貯えてとして絶対的信頼度があった年金、それが事実上崩壊してるとなれば慌てて当然です。様々な立場から意見が述べられ、日々議論が白熱している模様。
しかし突きつけられた現実に対してあれこれ言ってても仕方なし。この際正直ベースで発表して頂いた庁のご英断に報いるためにも、金融機関の長として今後の見通しとなる私見を述べたいと思います。ご参考。
まず結論から言えば、日本国民全体がすぐに資産運用を始めることは期待できません。
我々はリスク少なく資産が増える≪預貯金≫になれ過ぎたのかもしれません。
しかし今、その利息は期待できなくなりました。
そんな中突然≪資産運用≫と言われても、何をしていいか分かりません。当然のこと。
その状況下で私がお伝えしたいこと
「よく注意してほしいです。」
なぜなら
「詐欺的な投資勧誘が増えそうです。」
突然出てきた≪資産運用≫という言葉に戸惑っているすきを狙い、「金融庁がオススメしてるんですよ!」などとまくし立て、根拠のない投資案件を勧誘してくる資格等のない輩が増える可能性があります。
そして残念なことに、金融リテラシーが成長段階にすら乗っていない現在の日本では、取捨選択のの判断を個人に委ねるのは無理難題です。
今更どうすべきかわからない、ましてや資産運用なんてかつて証券会社が勧めてくるままに買った投信くらいしか経験がない。
でも資産運用をせい!とお達しは来ている。
そこにつけこみ詐欺的・カモ的な案件が暗躍しそうだと思うわけです。
ですから情報収集する場合
- 資格保有業者かどうか確認
- 協会に加入しているか確認
- 信頼できるかどうか無料情報等を利用
よく吟味してお付き合いしていく事をお勧めします。
結び
私は会食で様々な方と出会い、「投資アドバイザーです」と自己紹介しますが、その際なかなかの確率で「怪しいなぁ」と一笑します。
悲しいかなそれが現在の日本における≪投資≫或いは≪資産運用≫というキーワードの実力てす。
私はそれを変えたい。
そしてそれがあすなろのビジョン「3歳が株を見る日本を創造する」
その根幹です。
今回の金融庁の声明は投資界隈ではチャンスとリスクを共に背負う大事な内容です。
投資家様の≪資産運用≫がより良いものになるように、我々あすなろも工夫してまいります。
最後に平成31年4月12日に公開された金融庁の資料
【人勢100年時代における資産形成】をご案内いたします。
とても良い内容です。ご一読。
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190412/03.pdf
代表:大石やすし