皆様、こんにちは。
株式会社あすなろ相談役の石井です。
前回までのあらすじ
11月21日(木)に入院、22日(金)の午後から手術をする準備をしていました。
22日の午前11時30分頃
「午後1時から手術を開始します。つきましては、12時頃から手術の準備措置をします。」と担当の看護師から連絡がありました。
12時に新人の男性看護師が手術の準備措置に来ました。
大学病院の系列なので、事前に「研修・見学をしても良いか」との同意書に特に何も考えず、サインをしていました。これが大失敗でした。
術中・術後の為に、尿道に管を挿入するのですが、これが痛くてなかなか入りません。
挙句の果て、無理なので先輩を呼んでくる始末。ところが、大概無理に挿入しようとした為、痛みで痙攣まで起きる状態になりました。結果、手術室で麻酔をかけた後、措置をすることになりました。
午後1時前に点滴をしながら、4Fの病室から1Fの手術室まで、車椅子に乗り移動です。
手術室に入ると、今まで見たことのないくらい広くていろいろな設備のある施設でした。
ドラマに出てくる手術室の10倍はあろうかという広さ、専用のモニタールーム、専用の機材・薬剤庫、しかも手術台が高い。王様の安置室か生贄のベッドのような感じです。血管造影剤を、上下からモニターする仕組みなのでしょう。
局所麻酔後、鎮静の薬を投入しますが緊張感と痛みのせいでなかなか眠れません。
術中、主治医やスタッフの会話が全部聞こえてきます。
「機材を用意して。」「脳外科が持っていきました。」「事前に確認しておけよ。」
「場所がわからない。難しいな。****mg投与。40Wで焼灼。」等々。
結局、午後1時から4時30分までの3時間半の間、動けず、眠れず、苦痛でした。
手術時間が、1時間半から2時間の予定を大きくオーバーしてようやく終了しました。
妻も、あまり遅いので何度もナースステーションに尋ねたそうです。
術後は、6時間の絶対安静(寝返りもダメ)なので、眠ることもできません。
1時間おきにバイタル(検温、血圧等)のチェックです。
夕食は出たのですが、起き上がれないので当然食べられません。妻が完食しました。
午後10時前に主治医の先生が傷口の確認に来ました。
もう寝返りをうっても大丈夫だからということで、睡眠剤(アモバン)を処方してもらい、ようやく長い1日が終わり、眠りにつくことができました。
次回、「心室期外収縮(退院編)」につづく・・・。
相談役 石井博雪