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長時間労働削減の取り組み(3) / 顧問:田岡春幸

今までは組織による取り組みをみてきた。

しかし、業務改善や個々人の能力向上しなければ達成できない。

業務改善は、その業務を行う全員が理解し、リーダーが部下を納得させたうえで

行うのが望ましい。理解・納得を高めるために、業務改善で明確にしたいのは

5W1Hである。

 

Whyを考えるうえで・・・

まずは「仕事の量・時間をどれくらいの削減を見込むのか=削減目標」を考える。

削減目標と共に、「現状の仕事の業務量はどうなのか=どの業務に、どれくらいの

時間を費やしているのか」所謂工程表を把握するこである。
費やしている時間は、「年間で業務に費やしている時間=ある業務1回あたりの

平均時間×年間に行う業務回数」で算出することができる。
業務の一覧表を作成し、そこにかかる時間を記載しておくのも手である。

 

Whatにあたる・・・

どの業務を改善するかを検討する。改善策を考えるうえで、業務の流れを可視化し、

いわゆるフローチャートの作成する。

 

WhenWhoWhereにあたり・・・

実行するための手順を考え、どの範囲(人数、エリア、担当)で行うのか

いつから行うのか、だれがプロジェクトリーダーとなり推進者となって行うのか等を

検討することである。

 

 


田岡春幸
Haruyuki Taoka
 

労働問題コンサルタント。。昭和51年、静岡市生まれ。大学卒業後、厚生労働省に入省し最低賃金法の改正、労使問題などに携わる。厚労省退官後は、企業の労務・人事系の顧問を務め,厚生労働省助成金・労働基準監督署立会、ユニオン交渉IPO労務監査、労働法制全般相談など幅広く活動。
2019年10月よりあすなろの顧問に就任。

【主な著書や活動】
「中小企業がユニオンに潰される日」(2016年)(青林堂)
「ユニオンとブラック社員、働き方改革」(2017年10月)(青林堂)
「電通過労死で消えた働きたい権利」(ironna)
「ユニオンについて」(大阪社会保険労務士会・講演会)他
「働き方改革を経営者の視点で読み解く」(2018年4月 ITメディアエグゼクティブ」など。