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長時間労働削減の取り組み(2) / 顧問:田岡春幸

長時間労働の削減は、職場の長である管理職の影響が大変大きい。
即ち会社と管理職のマネジメントが重要である。
先ず、管理職は長時間労働のリスクを理解するべきである。
そのリスクは大きく分けて3つある。

①採用リスク


長時間労働のイメージがつくとここへの影響が大きい。
ブラック企業と認識をされやすくなり人手が集まらなくなる。

②離職リスク


これは介護・育児や余暇時間を取れなくなり離職が増えることに繋がる。

 

③健康リスク


これは、長時間労働により健康被害や精神疾患を発症するリスクが高まる。
従来の「労働時間献身型の勤務スタイル」は、残業削減といった意識が薄かった。
「同じ成果をより短時間で出し、労働時間を削減する」ことを考える必要がある。
即ち、“成果のみをみるマネジメント”から“時間あたりの成果をみるマネジメント”へ
視点を変えることが必要である。
 


評価の仕方も上記のマネジメントに変えていく必要がある。
残業時間を削減した管理職にはボーナスなどで削減した分以上を還元することを考えても良い。
 
個人評価(表彰)でも同様に単なる件数だけを見るのではなく、いかに短時間で件数をこなしたかといったことも評価基準に算入していくことも視野に入れるべきである。

 

 

田岡春幸
Haruyuki Taoka

 

労働問題コンサルタント。。昭和51年、静岡市生まれ。大学卒業後、厚生労働省に入省し最低賃金法の改正、労使問題などに携わる。厚労省退官後は、企業の労務・人事系の顧問を務め,厚生労働省助成金・労働基準監督署立会、ユニオン交渉IPO労務監査、労働法制全般相談など幅広く活動。
2019年10月よりあすなろの顧問に就任。

【主な著書や活動】
「中小企業がユニオンに潰される日」(2016年)(青林堂)
「ユニオンとブラック社員、働き方改革」(2017年10月)(青林堂)
「電通過労死で消えた働きたい権利」(ironna)
「ユニオンについて」(大阪社会保険労務士会・講演会)他
「働き方改革を経営者の視点で読み解く」(2018年4月 ITメディアエグゼクティブ」など。